2022-01-01から1年間の記事一覧

発達性協調運動障害とは・・・

『発達性協調運動障害』 という言葉を聞いたことがありますか? 発達障害の一つであり、文字の通り協調運動に特性を持つことが特徴です。 昔からの言葉で言うと、いわゆる「運動音痴」「不器用」などの状態です。 ただ、発達性協調運動障害と診断されるケー…

感覚の凸凹とは・・・

発達障害の子供には、感覚の凸凹があることが多いです。 特に、ASD(自閉スペクトラム症)児では診断基準にもなっているほど頻度の多い特性の1つです。 では、感覚の凸凹とはなんなのでしょうか?? 感覚(感じ方)は、人それぞれであり誰しもが同じではない…

スモールステップとプロンプト・・・

今回は、成功体験に大切なスモールステップとプロンプトについてお話ししたいと思います。 スモールステップとは、文字通り『小さな段差』です。 つまり、細かく段階づけを行うということです。 いきなり難しい課題から取り組んだり、急にレベルを上げるので…

成功体験は最高の栄養になりうる・・・

前回、運動には成功体験が大切だとお話しました。 成功体験が大切なのは、運動だけではありませんが、子供(特に幼児期)では運動の成功体験は極めて大切になります。 というのも、子供の頃の運動はただ「体の使い方が上手くなる」だけではなく、理解面の成…

発達障害児への作業療法の実際・・・

今回は、実際に作業療法士として私がどんな支援を行ってきたのかを少しお話しできればと思います。 私が直接、発達障害児の子供たちの支援を行ったのは約7年です。 病院の訓練室で外来での直接訓練を中心に、少人数の運動教室のフォロー、療育施設での個別訓…

作業療法士の正体とは・・・

私たち作業療法士の正体とは・・・ というのは大袈裟ですが、作業療法士とは一体どんな仕事なのでしょうか? これは、よく質問を受けます。 正直、答えにくい質問でもあります。 ただ、私が思うには、 『生活支援の専門家』です。 これは私独自の意見ではな…

発達障害児を支援する作業療法士のひとりごと・・・

どうも初めまして、作業療法士の『pirori』です。 私は、作業療法士になり11年目になります。 病院での勤務を経て、現在は児童発達支援の施設で働いています。 これまでの自分の作業療法士としての経験や知識などを『ひとりごと』のようにつぶやいていきたい…